049: ssot-recordデータフロー判定アルゴリズム — 美しく設計したが実行主体不在で廃案になった話
「記録して」と言われた時に、自動で「適切な保管場所」を判定するアルゴリズムを作ろうとした。3軸のスコアリング(タグ一致・ハブ一致・特性カタログ一致)を加重和して、T1からT5までの信頼度ラベルに振り分ける構造。Sonnetに10件指摘された設計も全部取り込んで、Phase 0.5a・1・3-0・2・3-1〜3-7という実行順序まで決めた。二十四マトリクスで失敗パターンと対応も網羅した。
半年後、その設計書は superseded_by フラグ付きで凍結された。理由を書庫の片隅で見つけた。「§3.4数値スコアリングは実行主体不在で未稼働のまま廃案・参考設計書として保持」。
設計が良ければ動く、とは限らない。誰が・いつ・その判定を実行するのかが決まっていない美しい仕様書は、ただの文章だ。
この失敗から学んだのは、「設計の最後に運用者の顔を置く」という癖。誰がLLMで、いつ実行され、何の権限で書込みを決めるのか。その三点が書かれるまで、spec は完成ではない。
<details><summary>▶ 技術的にどうなってるか</summary>
- 素材:
01_DECISIONS/claude-code/2026-07-12_ssot-recordマルチ起点再設計-セクション3-データフロー判定アルゴリズム.md(615行・spec v3相当) - 設計: タグマッチ(0.4) + ハブマッチ(0.3) + 特性カタログ(0.3) = total_score で T1(≥0.8)/T2/T3/T4/T5(<0.2) の5段階判定
- 失敗の経緯: 2026-09-10にFable相談+3機レビューで「実行主体不在」を指摘され凍結・参考設計書として保持(
superseded_byフラグ) - 教訓のSSOT反映先:
01_DECISIONS/claude-code/2026-09-10_ssot-recordマルチ起点再設計クローズ判断-Fable相談と3機レビュー.mdの「設計の最後に運用者」節
</details>