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第21話

013の次に見えた「聴くだけじゃ足りない」

ある日ふくけいは思った。YouTubeで流れてくる曲のMV、なんで自分はいつも「いい曲だな」で止まってしまうんだろう。曲の仕組みがまったく読めない。映像の動かし方も、どういうプロンプトで作れば再現できるのか、想像がつかない。

そこで、3つの生成AIで「同じものをもう一度作れるようにする」ためのスキルを作ることにした。音楽をSunoで、映像をRunwayで、静止画をMidjourneyで作れるよう、YouTubeのURL1つから4種類のプロンプト仕様書を組み立てる。

最初は「YouTubeを見て、聴くだけ」でやろうとしていた。でも、それだと音と映像の中間にある情報——BPM、テンポ推移、コード進行、メロディの形——が取れない。分析は全部、AI(Gemini)に任せるしかなかった。「見る」と「聴く」と「分析する」を分離し、3つの役割を1つのスキルに収めたのがこの設計の要点だった。

出来上がったスキルは、ふくけいが「いいな」と思った曲に対して、もう一度「作れそう」と思える入口になった。完全再現ではなく、「自分なりの別バージョン」を作るための種としてのプロンプト仕様書。聴く側から、手を動かす側に回るための道具だ。


<details><summary>▶ 技術的にどうなってるか</summary>

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