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第27話

宿題の答え合わせをしたら、直っていたのは「機械で直せるところ」だけだった話

困ったこと

6週間前に「直すべき所が10個ある」と書き残した大きな道具箱の点検を、答え合わせとしてやり直した。あいだに改良は44回も積まれていた。ところが同じ物差しで数えてみると、絡まった配線(お互いを呼び合って抜け出せない設計)も、数字が古いままの説明書も、まったく動いていない。宿題の半分以上が、ずっと凍ったままだった。

どう解決したか

原因はやる気ではなく、仕事の種類だった。動いていたのは「道具に任せられる作業」——部品の規格チェックを通す、要らない物を箱の外へ出す。止まっていたのは「考えないと直せない作業」——設計の見直しや説明書の書き直し。判断が要る物は、9個の隣に並べてあるだけで埋もれてしまう。そこで方針を変えた。機械で直せるところを先に全部片付け、考えどころは単独の宿題カードとして別に置く。さらに「見ない場所」を決めていなかったせいで棚の裏に隠れていた、外部製の部品の山(44万行ぶん・箱の中身の約7割)も発見した。

何が変わったか

点検が「感想」から「答え合わせ」になった。前回指摘した所を同じ物差しで再測定するので、「直したつもり」が数字で割り切れる。改良を重ねた直後に測り直したことで、「前回の点検が書いた強み」にも条件が付いたと分かった——全体を見ているつもりが、直前の変更だけしか見ていなかった。点検は一度やったら終わりではなく、前回の結論ごと疑って測り直すのが正解だと学んだ。

<details> <summary>▶ 技術的にどう作ったか</summary>

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