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第24話

第6話 スキル物語 「SSOTから探して」と言ったら過去の失敗を掘り返してきた話

いつ困る?

半年前、一年前に解決したはずの問題が、ふとした拍子に形を変えて戻ってくることがあります。

「これ、前にも調べた気がするんだけど、どこに書いてあったっけ?」「あのとき採用をやめた方法を、また試そうとしていないか?」——記録は山ほどあるのに、必要な瞬間に引き出せなければ、記録していないのと同じです。最悪なのは、同じ轍を二度踏むこと。一度やめたはずの方法を、誰も過去の経緯を覚えていなくて再採用してしまう。

こう言うと起こること

そんなとき「SSOTから探して」「過去の決定を探して」と言います。

するとAIは、記録庫(SSOT)を横断して、キーワードに関係する記録を探し出します。コツは探し方で、技術名ではなく「解決したい課題の名前」で探すのが鉄則です。たとえば「Amazonの在庫監視を作りたい」とき、技術名で検索しても過去の記録にヒットしません。「スクレイピング」「bot対策」「HTTP取得」といった課題の言葉で探して初めて、3ヶ月前に別の道具で同じ問題を解決した記録が見つかる。

見つかった記録は「決定の経緯・なぜそうしたか・失敗の条件」まで含めて提示されるので、過去の自分の判断を引き継いだ上で、新しく考えるべき部分だけに集中できます。

何が変わるか

「記録はしてあるけど探せない」が「話しかければ出てくる」に変わりました。

効果は地味ですが大きい。同じ調査を二度しない。やめたはずの方法を再試行しない。実際、ある外部サービスの有料プランが必須だと思い込んでいた件が、調べたら自宅の別プロジェクトで3ヶ月前に無料で解決済みだった——という発見も、この探し方の改善から生まれています。

なお、記録を探すのではなく「SSOTと現実がズレてないかの点検」をしたいときは、別の道具(整合性チェッカー)の担当。「SSOT確認して」は探す・「SSOT点検して」は検査する——似た言葉ですが、役割分担ははっきり分かれています。

<details><summary>▶ 技術的にどうなってるか</summary>

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