← 013の次に見えた「聴くだけじゃ足りない」 「保存先くらい機械に任せて」という一言から始まった設計が、気づけば禁止条件だらけになっていた話 →
第25話

記録してと言ったら書込先を決めるまでに5回も検問された話

困ったこと

「記録して」と言うだけなのに、AIが書き込む場所を一発で見つけられない日々が続いていました。01_DECISIONS(決定の正典)・00_SYSTEM(仕組みの正典)・10_DAILY(日記)など保管場所が複数あって、内容に応じて振り分ける必要がある。さらに「書き込む前に守るべき禁止条件」と「書き込む場所を絞り込む判定」が同じレイヤで扱われていたため、責務が混ざり、どこかでミスをすると全部やり直しになる構造でした。

どう解決したか

「検問」を5つのフェーズに分けて、それぞれに責務を持たせました。

「検問を分ける」ことで、hookは最小責務に保ったまま、判定の精度はスコアで数量化できました。

何が変わったか

「記録して」から書き込みまでの流れが、データフローとして図で追えるようになりました。6種類の失敗×4種類の対応=24マトリクスで「何がどうなったらどうするか」が網羅され、新しい失敗が起きても対応パターンを組み合わせれば対処できます。Sonnetに10件レビューされて指摘の大半が反映された結果、責務分離の脆さがほぼ消えました。

<details><summary>▶ 技術的にどう作ったか</summary>