運用設計パターン集
claude-configで培った運用知見をNexusCoreの開発・運用に還元する設計パターン集。
§1: ツール使用トラッキング
元資料: claude-config「ツール使用トラッカー」(2026-05-05)
目的
LLM呼び出しやツール使用の頻度を追跡し、コスト最適化の判断材料とする。
NexusCoreでの適用状況
NexusCoreは llm_calls.jsonl ですでにツール使用トラッキングを実装済み:
logs/llm_calls.jsonl
→ ts, task_type, model, provider, mode, input_tokens, output_tokens, cost_est_usd, duration_sec
RoutedLLM.execute() が全呼び出しをJSONLに記録(Phase 1でproviderフィールド追加済み)。
設計パターン
CSVロギング + 集計スクリプト(claude-config実績):
- フック層でツール名・セッションID・タイムスタンプをCSVに追記
- 集計スクリプトで日次・時間帯別・ツール別の分布を可視化
- トークン直接計測が不可能な環境では、ツール呼び出し回数をコストのプロキシとして利用
NexusCoreでの推奨:
llm_calls.jsonlを集計スクリプトの入力として使用provider+mode別にリアル/スタブ比率を監視- レート制限(
rate-limited)の発生頻度をフォールバック健全性の指標として活用
コスト監視の指針
| 指標 | 取得方法 | 閾値の目安 |
|---|---|---|
| 1日あたりコスト | cost_est_usd の合計 | 日次上限(デフォルト$5) |
| リアル/スタブ比率 | mode フィールドの集計 | スタブ>50%は要調査 |
| 429発生率 | mode=rate-limited の比率 | >10%はフォールバック確認 |
| レスポンス時間 | duration_sec の平均 | >30秒はプロバイダー確認 |
§2: ドキュメントINDEX自動更新
元資料: claude-config「INDEX自動更新システム」(2026-05-05)
目的
ドキュメントの新規追加を自動検知し、INDEX.mdの更新漏れを防ぐ。
設計パターン
差分検知 → タグ付与 → 手動キュレーションの3段階ワークフロー:
- 検知: セッション開始時にファイル数とINDEX エントリ数を比較
- 警告: 差分がある場合「📋 [INDEX差分検知]」を表示
- 生成:
generate-decision-indexesコマンドで新規ファイルをINDEXに追加(【要更新】タグ付与) - キュレーション: 人間が説明文を記入し、【要更新】タグを除去
NexusCoreへの適用指針
NexusCoreの docs/ は以下の構造を持つ:
docs/
├── api/ # 60+ completion reports
├── architecture/ # システム設計
├── governance/ # ガバナンス文書
├── testing/ # テストガイド
├── setup/ # 環境セットアップ
├── refactoring/ # リファクタリング計画
└── ...
推奨アプローチ:
docs/直下に_INDEX.mdを配置し、全ファイルの概要を管理- CIまたはセッション開始時に差分検知スクリプトを実行
- 新規ファイル追加時は
_INDEX.mdの更新をコミット条件に含める
実装のポイント
- 既存エントリは保持(上書きしない)
- 新規エントリは「## 新規(要キュレーション)」セクションに追加
- ファイル数とINDEX数の単純比較で高速に差分検知
- INDEX更新は手動(自動生成した説明文の品質担保のため)