03 クイックスタート — APIの使い方としきい値設計
10分でJevのAPIを叩けるようにする章です。Python SDKでの基本形と、 自動化の安全設計として重要な「しきい値設計」を扱います。
APIキーの取得
- console.typesafe.ai にサインイン(早期アクセス)
- ダッシュボードのKeysページ でAPIキーを取得
- 環境変数
TYPESAFE_API_KEYに設定(SDKが自動読込)
⚠ APIキーの取り扱い 公式READMEの注意書きどおり、キーをコミットやソースファイルに書かないでください。環境変数で渡すのが基本です。
SDKのインストール
pip install typesafe-sdk
# または
uv add typesafe-sdk
Python 3.10 以上が必要です。
最初のAPI呼び出し(3プリミティブ混在)
公式クイックスタートのコード例です。1回の呼び出しでChoice/Score/Noulを混在できます:
from typesafe_sdk import Choice, Noul, Score, TypeSafeClient
client = TypeSafeClient()
response = client.system_one(
state=ticket, # 判断材料となる状態(テキスト・JSON等)
questions={
"department": Choice(
instructions="この問い合わせをどの部署に振り分けるか",
criteria={
"technical": "技術的な不具合・エラー報告",
"billing": "請求・支払いに関する問い合わせ",
},
),
"frustration": Score(
instructions="顧客のフラストレーション度を10段階で採点",
criteria=[
"1: 平静",
"5: 明らかな不満",
"10: 激怒・解約の恐れ",
],
),
"is_urgent": Noul(
instructions="緊急対応が必要か(はい=1.0に近い値)",
),
},
)
レスポンスの読み方
choice/score/noul— コードで直接分岐できる型付き値confidence— 信頼度(0〜1)。「この答えを信用して自動化してよいか」の材料probabilities— 確率分布。2位以下との差が小さければ曖昧な判断
if response.questions["department"].confidence >= 0.9:
auto_route(response.questions["department"].choice)
else:
queue_for_human_review(response.questions)
しきい値設計
公式のAPIリファレンスにしきい値の詳細な解説はないため(2026-09時点)、以下は公開事例・コミュニティ報告に基づく設計パターンです:
| confidence域 | 挙動 |
|---|---|
| 0.9以上 | 自動で実行(例: 安いモデルへ切替) |
| 0.6〜0.9 | 現状維持(自動切替しない=何もしないが安全) |
| 0.6未満・エラー・曖昧 | 人間確認に戻す |
💡 Tip: 「何もしない」は安全側 曖昧な場合は必ず「人間確認」「現状維持」にフォールバックする設計にします。Jevを外したら既存の動作に戻る、という後方互換を保つと導入リスクが最小になります。
エンドポイントと仕様メモ
| 項目 | 値 |
|---|---|
| エンドポイント | POST https://api.typesafe.ai/v1/systemone(Bearer認証) |
| デフォルトモデル | jev-latest(応答はjev-1.13.0のようなバージョン付き) |
| レート制限・コンテキスト長 | 2026-09時点で公式記載なし(要確認) |
APIキーの取り扱い
- 環境変数で渡す(
.secrets.env等の一元管理推奨) - キーをリポジトリ・ログ・スクリーンショットに載せない
ここまででAPIは叩けます。次は、この仕組みをエージェントの「周辺仕組み(ハーネス)」に組み込む理論と実装です → 5層ハーネス理論・Claude Code統合