Phase -1 検証A: 相場ソース取得可否 調査レポート

調査日: 2026-07-03 調査者: Claude (Fable 5) + Web調査 対象: used-market-arbitrage-engine 設計書 §7 検証A(前提A: 相場ソースが取れるか) 結論: 前提A は GREEN 寄り。ヤフオク落札相場(オークファン)を横断アンカーに、カメラ・レンズ/レトロゲーム/トレカの3カテゴリは相場ソースが現実的に取れる。ただしメルカリは相場・販路の両面で2025/10改定によりリスク大。


1. 横断アンカー: オークファン(aucfan)— 最重要発見

  • 保有データ: ヤフオク等の実売落札相場を約700億件・過去10年分。推測値でなく「実際に売れた価格」。
  • 取得手段:
    1. オークフリー(aucfree.com): ヤフオク落札相場を無料で検索可(まず手動検証に使える)。
    2. オークファン プレミアム: 月額998円で期間おまとめ検索(最大10年)。画像検索は月2,200円。
    3. ★オークファン MCPサーバー(2026年6月正式リリース): 落札相場データを生成AI経由(MCP)で取得可能。リユース・買取の査定/値付け、出品時の価格決定、自社システム連携が想定用途。料金は法人向け・個別問い合わせ。
  • 戦略的含意: 我々は既に Claude Code = MCP クライアントのスタックを持つ。相場取得を自前スクレイピングでなくオークファンMCP経由にできれば、前提Aの技術ハードルとBANリスクが劇的に下がる。まずは無料のオークフリー+プレミアム(998円)で検証し、規模化時にMCPサーバーの料金を問い合わせる二段構え。

2. カテゴリ別 相場ソース可否

カテゴリ 相場ソース 取得可否 型番同定のしやすさ 状態依存度 総合
中古カメラ・レンズ オークファン(ヤフオク落札)+価格.com中古+マップカメラ/フジヤカメラ/キタムラの公開中古価格 複数の実売/実店舗ソース ◎ 型番明確 中(カビ・クモリ・チリで割れる) ◎ 最有力
レトロゲーム・ゲーム機 駿河屋(公式APIなし・surugayaparser/search_buyで販売&買取価格取得・日次更新)+オークファン 駿河屋が販売/買取の両アンカー ◎ タイトル/型番明確 中(動作・箱説・ソフト有無) ◎ 有力
トレカ スニダン(実取引相場・PSA提携)+magi+遊々亭買取リスト+オークファン(公式APIは無し) 公開相場は豊富だがAPIなし・要スクレイピング ◎ カード名+レアリティ+PSAで超構造化 極大(PSA10プレミアム等・グレードで価格数倍) ○ 条件付き有力
中古オーディオ オークファン+ハイファイ堂/オーディオユニオン公開価格 ヤフオク落札中心 ○ 型番明確 大(ガリ・動作・エッジ劣化)
ブランド小物 オークファン+ブランド買取相場サイト 真贋・状態で分散 大+真贋リスク △(新品で敗退済み領域)

3. 重大な副次発見: メルカリの2025年10月規約改定

  • 2025年10月22日の改定で「弊社が指定した法人以外の事業者はユーザー登録・利用不可」=事業者の個人アカウント利用を原則禁止。継続的・反復的な仕入れ販売・転売・大量出品が監視対象に。プライバシーポリシー改定で監視体制も強化
  • メルカリはスクレイピング対策も強化(id/class名のアクセス毎ランダム化、件数・URLパラメータの変動)。
  • 含意(設計に反映すべき):
    • 販路をメルカリに置かない。販路はヤフオク/eBay/駿河屋等の買取/専門店買取に寄せる(有在庫・古物商前提と整合)。
    • 相場ソースの主軸もメルカリにしない(オークファン=ヤフオク落札を主に)。ただし「個人が相場を知らず安値で出す」現象はメルカリで最も起きるため、仕入れ監視の対象としては引き続き見る価値あり(=メルカリは”買う候補を探す場”、ヤフオク/eBayは”売る場”、オークファンは”相場を知る場”、と役割分離)。

4. 前提A(検証A)の判定

  • GREEN 寄り。少なくとも カメラ・レンズ / レトロゲーム は、実売相場ソース(オークファン+価格.com中古/駿河屋)が確実に取れる。トレカも公開相場は豊富(APIなしでスクレイピング必要・状態クラスタ相場の設計が必須)。
  • NG候補: ブランド小物は真贋・状態で相場が分散し、新品で敗退済みの領域。Phase 0 の枠から外す判断も可。

5. 検証Aを踏まえた設計への反映提案

  1. 相場アンカーをオークファン(オークフリー無料→プレミアム998円→将来MCPサーバー)に一本化。カテゴリ別に価格.com中古(カメラ)・駿河屋(レトロ)・スニダン(トレカ)を補助ソースとして足す。
  2. 役割分離を明文化: 買う候補を探す場(メルカリ/ヤフオク/専門店)/相場を知る場(オークファン)/売る場(ヤフオク/eBay/買取)。
  3. Phase 0 の初期カテゴリを3つに絞る: カメラ・レンズ、レトロゲーム、トレカ。オーディオは予備、ブランド小物は一旦除外。
  4. 駿河屋の buy/sell 価格は “業者の買取・販売相場” = 出口価格の下限/上限の実測アンカーとして、期待利幅計算の信頼度を上げる。

出典


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